ギフテッドが考えすぎないためのメタ認知コントロール|鍵は運動、断捨離、会話にあり!

自己最適化

この記事でわかること:

  • ギフテッドには思考を思考する力「メタ認知能力」がある
  • メタ認知しすぎると損をする
  • コントロールするには運動、断捨離、会話が必須

ギフテッドはその思考力ゆえに何かにつけて考えすぎる傾向にあるんですよね。僕にも身近な人にも、もれなくその傾向性がある。考えすぎると損をするからあまり良くないです。なので僕が実際に心がけてるコントロール方法をシェアします。

メタ認知能力とは思考について思考する能力

ギフテッドがアレコレ考えすぎる根本原因はメタ認知能力にあります。メタ認知能力は、思考について思考する力のこと。

  • 正誤
  • 善悪
  • 因果
  • 相関

これらを深堀って考えがちです。記憶力にも長けてる人だと、過去のトラウマ記憶の旅を続けちゃったりする人も少なくないです。

物語を創作したり妄想にふけって楽しむ分にはいいんですが、悪い方向にメタ認知能力が働くと、闇夜に向かってフルアクセルで突っ込んでいくのと同じなので危ないです。

🤔Aという考えや行動は正解か不正解か
🤔どこが正しくて 間違ってるか
🤔それはなぜなのか
🤔あの人にはどう映るだろう
🤔B、C、Dはどうだろう
🤔それを続けると未来にどうなるか
🤔間違いは本当に間違いなのか

こうしたループに陥ってしまうと、寝てる時以外、働いてる時も勉強してる時も思考が止まらなくなり、いろんな悪影響が生じます。

負のメタ認知で生じるデメリット4つ

  1. 時間が無限に溶ける
  2. 頭だけ使って体が疲れないから眠れない
  3. いざという時に思考力が鈍る
  4. 問題ないことを問題化する

負のメタ認知はムダにリソースを消耗してしまって、人生全体を見ると損をする(得が減る)結果を招いてしまうんです。メタ認知は使い方が正しければ幸せを増やすための武器になるけれど、コントロールできなければひたすら悩みが増えるだけになってしまう。

もちろん「考えることそのものが楽しくて仕方ない!」と自覚してやってるなら何も問題はないけど、気づいたらメタ認知しちゃってるレベルの人はコントロールしたほうがいいです。

3つのメタ認知コントロール術

  1. 運動
  2. 断捨離
  3. 会話

1.運動

運動をすることでメタ認知の回数を減らせるし、一つのことにのめり込んでしまうのを防げます。具体的には、最大心拍数の70%くらいの強度の運動をすると最適です。

目標とする運動強度の求め方:

( 220 – 年齢 ) * 0.7

もし30歳の人なら、

( 220 – 30 ) * 0.7 = 133

心拍数が130くらいになるように運動をすると、頭にも体にもいいです。

どの種類の運動がいいのかではなく、心拍数をいくつにして、どれくらいキープするのかで効果が変わってくるので、方法はなんでもいいです。その場でジャンプするだけでも十分です。

余計な思考をねじ伏せるためなら、最大心拍数の70%に一度でも到達するだけで大きな効果があります。

細胞膜のアラキドン酸という脂質が、アナンダミドという脳内麻薬に変わり、気持ちよくなることでムダな思考が減ります。

さらに、最大心拍数の70%程度の運動を5分続けると、脂肪燃焼効果が最大15時間も続くという最高のおまけ付きです。

2.断捨離

アウトプットはインプットの100倍になってしまう、と肝に銘じておきましょう。インプットを断捨離することで、日常のメタ認知の頻度を減らせます。

テレビ、SNS、YouTubeなど、自分で選んだ情報以外の情報が入ってきやすいメディアを使う時は注意しましょう。具体的には、誰もフォローせず、チャンネル登録もせず、欲しい情報だけをその都度、自分で取りに行くようにすると不要な情報を摂取せずにすみます。

  • 1年使ってない物や着てない服はすべて捨てるか売る
  • たまにしか買わない物は買い置きやまとめ買いしない
  • 企業のLINEやメルマガを全ブロック&配信解除
  • 1年使ってないアプリはスマホやPCから削除
  • 銀行口座をネットバンクに集約、他は解約
  • クレジットカードを1枚に集約、他は解約
  • メールアドレスを1つに集約、他は削除
  • 写真はAmazonフォトで無限保存
  • 動画はYouTubeに無限保存

なるべく耳や目に入る情報、持て余してるものを減らして、占有されてる場所を解放して意識的に余裕を確保しておくことで、メタ認知が発動する回数を大幅に減らせます。

3.会話

積極的な会話は呼吸が瞑想に近い呼吸になります。(ゆっくり吐いて一気に吸う)

信頼する人との会話はオキシトシンやドーパミン、セロトニンを分泌するので多幸感があり、その快感はセックスと同等とも言われています。

楽しく会話をしている時は会話に過集中するので、会話以外のどうでもいいことでメタ認知する機会がほぼゼロになります。デメリットとして人のリソースを消耗してしまいますが、感謝を忘れずにおしゃべりして、日頃からお礼を言葉にして伝えるのを忘れずに。

会話は相互コミュニケーションなので、話す:聞くの割合をしっかり意識して、負担が相手に偏らないようにしましょう。聞くのが好きな人もいれば話すのが好きな人もいますから、どちらが正解というわけでもありません。相手によって臨機応変に会話しましょう。

家族や友達、同僚など、話せる人数を増やしましょう。誰か一人に負担が偏るのは大きなリスクです。日頃から楽しく話せる人間関係の構築を心がけましょう。

まとめ

🔍 メタ認知とは?

  • メタ認知能力とは、「思考について思考する力」のこと。
  • ギフテッド(高い知的能力を持つ人)はこの能力が高く、物事の正誤、善悪、因果関係などを深く考えすぎる傾向がある。
  • 過度なメタ認知は、思考のループに陥り、日常生活に悪影響を及ぼす可能性がある。

⚠️ 過度なメタ認知のデメリット

  1. 時間の浪費:思考に時間を取られ、他の活動ができなくなる。
  2. 睡眠障害:頭だけが疲れて体が疲れず、眠れなくなる。
  3. 思考力の低下:必要な時に思考が鈍る。
  4. 問題の過剰化:実際には問題でないことを問題視してしまう。

✅ メタ認知をコントロールする3つの方法

  1. 運動
    • 最大心拍数の70%程度の運動(例:30歳の場合、心拍数約133)を行う。
    • 運動により、脳内に快感物質が分泌され、無駄な思考が減少。
    • 5分間の運動で、脂肪燃焼効果が最大15時間続くという副次的効果も。
  2. 断捨離
    • 不要な情報や物を減らすことで、思考のトリガーを減少。
    • 具体的な方法:
      • 1年以上使っていない物やアプリの処分。
      • SNSやメルマガの整理。
      • クレジットカードや銀行口座の集約。
      • 写真や動画のクラウド保存。
  3. 会話
    • 信頼できる人との会話は、幸福感を高め、メタ認知の頻度を減少。
    • 会話中は他の思考が入りにくく、思考のループから抜け出しやすい。
    • 相手とのバランスを考え、感謝の気持ちを持って会話することが重要。
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